群馬大学 大学院医学系研究科 医学部 医学科

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臨床医学領域 麻酔神経科学講座

麻酔神経科学

手術患者の麻酔管理を主な担当領域として開設された当教室の業務は、痛みの治療、重症患者管理、高気圧酸素治療などへと幅が広がっています。こうしたなかで、全科の手術患者が安全かつ痛みのない状態で手術を受けられるよう、麻酔科医は日夜研鑽し、診療と連携した基礎研究を進めています。麻酔の分野は、臨床活動、研究活動の双方において専門化が進み、教室のメンバーもそれぞれの得意分野を臨床、研究の両面から取り組んでいます。疼痛制御機構、循環制御機構、麻酔薬の薬物動態、毒性学などが現在の主な研究テーマです。

  • スタッフ
  • 研究と教育
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  • 沿革

スタッフ

教 授 齋藤  繁
講 師 麻生 知寿
  荻野 祐一
  須藤 貴史
助 教 三枝 里江
廣木 忠直
堀内 辰男
太田  浄
伊東 幸日子
折原 雅紀
田村 誠志

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研究内容

研究内容

<痛みのメカニズムに関する研究>脊髄での痛み伝達のメカニズム、下行性抑制系ニューロンの役割、神経障害性疼痛の発生機序などを行動実験、組織化学的実験、マイクロダイアリシスなどの手法を使って研究している。<麻酔薬の作用メカニズムに関する研究>麻酔薬が直接作用する神経伝達物質受容体、その特異的作用部位などに関する研究を電気生理学的手法を用いて進めている。<局所麻酔薬の神経破壊作用に関する研究>高濃度局所麻酔薬による神経細胞障害のメカニズムを初代培養神経細胞を用いて検討している。また、この作用を応用した新しい神経ブロック手法の開発に取り組んでいる。<その他>心臓手術後の脳障害に関する研究、末梢循環障害に対する血管再生治療の開発、気圧障害のメカニズムに関する研究など。

教育業務

<学生教育>医学部医学科および保健学科学生に対する麻酔一般の講義、実習を行う。
<研修医教育>研修医に対して、麻酔・蘇生の臨床的知識・手技を医療の現場で教育する。
<大学院教育>大学院生に対して、講義ならびに研究活動を通じて研究の具体的手法、論文作成法などを教育する。

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臨床業務

<手術麻酔>
心臓麻酔・産科麻酔・脳神経麻酔・小児麻酔などを含む手術麻酔全般をカバーする業務を行っている。

<ペインクリニック>
神経障害性疼痛などの難治性疼痛や、慢性末梢動脈閉塞による虚血の痛みなどを、神経ブロック、高気圧酸素治療、細胞移植治療などを駆使して治療に当たっている。

<集中治療>
重症病態に対する集中治療を集中治療部専属医師と協力して行っている。

<高気圧酸素治療>
一酸化炭素中毒、減圧症、ガス壊疽、四肢動脈閉塞症、突発性難聴、末梢性顔面神経麻痺などに対して高気圧酸素治療を行っている。

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社会貢献

大学附属病院ばかりでなく周辺の中核病院麻酔科医師と連携を図りつつ安全な麻酔法を普及させるための勉強会や研究会を開催している。また、各種の団体からの要望に応じて蘇生法の講習会や市民講座を行っている。気圧障害を予防するための健康管理法の講習や高所でのイベントのサポートなども行っている。

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業績

Asao T, Kikuchi M, Tokumine J, Matsushima H, Andoh H, Tanaka K, Kanamoto M, Ideno Y.
Optical skill-assist device for ultrasound-guided vascular access: A preliminary simulation study.
Medicine (Baltimore). 2019; 26:e16126.

Kakeda T, Takani K, Takaoka K, Tanaka N, Ogino Y.
Change of heat pain sensitivity during the menstrual cycle in Japanese young adults: a randomized trial.
PAIN RESEARCH. 2019; 34: 304-311.

Ogino Y, Kawamichi H, Kakeda T, Saito S.
Exploring the neural correlates in adopting a realistic view: A neural structural and functional connectivity study with female nurses.
Front Hum Neurosci. 2019; 13:197.

Ohta J, Suto T, Kato D, Hiroki T, Obata H, Saito S.
Loss of endogenous analgesia leads to delayed recovery from incisional pain in a rat model of chronic neuropathic pain.
Brain Res. 2020 Jan 15. [Epub ahead of print]

Ohta J, Kadoi Y, Murooka Y, Matsuoka H, Kanamoto M, Tobe M, Takazawa T, Saito S.
Hemodynamically adjusted infrahepatic inferior venous cava clamping can reduce postoperative deterioration in renal function: a retrospective observational study.
J Anesth. 2020 Feb 10. [Epub ahead of print]

Orihara M, Takazawa T, Horiuchi T, Sakamoto S, Nagumo K, Tomita Y, Tomioka A, Yoshida N, Yokohama A, Saito S.
Comparison of incidence of anaphylaxis between sugammadex and neostigmine: a retrospective multicentre observational study.
Br J Anaesth. 2020; 124:154-163.

Sohda M, Kuriyama K, Kumakura Y, Yoshida T, Honjyo H, Sakai M, Miyazaki T, Kanemoto M, Tobe M, Hinohara H, Saito S, Kuwano H.
Evaluation of surgical procedures that affect the hemodynamics using the FloTrac system in esophageal cancer patients.
In Vivo. 2019; 33:1221-1226.

Suto T, Saito S, Tobe M, Kanamoto M, Matsui Y.
Reduction of arterial oxygen saturation among rescuers during cardiopulmonary resuscitation in a hypobaric hypoxic environment.
Wilderness Environ Med. 2020; 31:97-100.

荻野祐一、川道拓東、齋藤繁、古井滋
プロボクサーの試合前後における脳密度変化と脳ネットワーク解析:スポーツ脳科学研究
デサントスポーツ科学 2019; 40:189-195.

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沿革

沿革:
1964年 麻酔科講座開設
1966年 初代教授藤田達士先生就任
1971年 高気圧酸素治療室開設
1972年 麻酔科病室開設
1979年 集中治療部開設
1996年 第二代教授後藤文夫先生就任
2007年 第三代教授齋藤繁先生就任
主催学会:
日本麻酔学会(1982年第29回)、
日本蘇生学会(1989年第8回)、
日本ペインクリニック学会(1991年第25回、1999年第33回)、
日本ショック学会(1995年第10回)、
日本集中治療医学会(1996年第23回)、
日本麻酔薬理学会(2003年第25回)、
日本登山医学会(2010年第30回)、
北関東ペインクリニック学会(2012年第7回)、
日本医療ガス学会(2013年第17回)、
日本区域麻酔学会(2015年第2回)、
日本臨床麻酔学会(2019年第39回) 他