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国立大学法人群馬大学 大学院医学系研究科 医学部医学科
国立大学法人群馬大学 大学院医学系研究科 医学部医学科
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特徴的な研究・施設
Researches and Facilities
重粒子線医学研究センター
重粒子線がん治療の最適化や効果向上を目指す
重粒子線治療とは炭素イオンを光の速度の約70%まで加速させて照射する、がんの放射線治療の一種です。重粒子線治療は、生物学的な効果が高く、また、がん病巣への線量集中性が高いという特徴があり、体に優しい、QOL(生活の質)を維持できる治療法です。医学部附属病院に併設された国内初の施設として、実際にたくさんのがん患者さんの治療を行なっています。より良い治療の実現のため、薬剤との併用療法や照射方法の検討など臨床的な研究も行なっています。さらに、医学物理や放射線生物学の専門家も在籍し、機器の研究開発や基礎的な生物実験にも取り組んでいます。世界中の様々な研究機関との共同研究も盛んです。重粒子線治療の普及と発展に貢献するため、人材育成及び地域連携等の諸活動にも取り組んでいます。
重粒子線医学研究センター
Ai(オートプシー・イメージング)
センター
精度を増した死因検索が可能
オートプシー・イメージング(Ai)とは、コンピュータ断層撮影(CT)や磁気共鳴画像検査(MRI)等の画像診断装置を用いて、ご遺体を撮影・検査し、身体内部の疾患や損傷を検査する方法です。
当センターは放射線診断核医学講座ならびに法医学講座、病理診断学分野、機能形態学講座、附属病院放射線部等、各分野・部署との連携により設立されました。解剖学教育においては、Aiセンターを利用し、死後画像を用いた画像教育に融合した人体解剖学実習が実施されています。解剖献体をCT 撮影後に保存し、解剖実習時に学生が画像と実際の人体構造との比較を通して、人体構造を3次元的に理解させるという学習を取り入れています。法医解剖においては、画像情報の利用による解剖の効率化や精密な死因検索を実現するうえで、死後画像検査は有用です。このようにAiセンターは解剖学教育と法医解剖の両面において重要な役割を果たしています。
オートプシー・イメージングセンター
医学哲学・倫理学講座
医学・医療は日夜進歩し続け、かつて夢にもみなかったことが可能になってきました。けれども医療の現場に悩みや迷いは尽きません。どこまで治療を続けるのがよいのかとか、患者さんやご家族の人生の問題に医療者はどこまで深く関わることが許されるのかなどといった人間の多様な生き方や価値観の問題に、人体や病気に関する最新の科学や技術は答えてはくれません。法やガイドライン、アンケート調査が正解を教えてくれることもありません。医療や保健活動、医学研究の望ましいあり方や、それらについて誰がどのように決めるのがふさわしいのかといった、科学的な正しさや技術の卓越さとは別の問題に、哲学から文学まで援用しながら向き合い続けています。医学哲学を看板に掲げる本邦でただ一つの講座です。
教育面では、臨床倫理ケーススタディを多用して実際の問題をさまざまな角度から検討する能力、感受性や心情を想像する力、経験的な人間知、身体表現能力を養う科目、医の倫理学や医系の人間学で、他では類をみない態度系教育を担当しています。
倫理・哲学的理論の研究
群馬大学医学部附属病院
スキルラボセンター
多彩なシミュレータを用いて
効率的な医療技能習得を目指す
スキルラボセンターは、本学および群馬県内の全ての医療従事者と、学生のためのシミュレーション研修施設で、24時間365日、無料で利用可能です。
臨床基本手技から高度医療技術まで、医療現場に必要な臨床技能を身につけるための様々なシミュレータ・機器を導入しています。学生教育から専門的な研修まで少人数より実施することが可能です。本学医学科の学生教育においては、多くの診療科の臨床実習中に手技習得や高度医療技術の理解のため活用されている他、最近では低学年においても徐々に活用が広がっています。
群馬大学医学部附属病院キルラボセンター
ウイルスベクター
開発研究センター
最先端の生命科学研究、
難病治療を可能にするバイオツール
ウイルスは細胞に感染し、自らのゲノムを細胞内へ送り込んで増殖し、次の細胞や個体へと移動します。ウイルスのゲノムから病原性や増殖に関与する部分を取り除き、空いたスペースに任意の遺伝子を搭載して、ヒトや動物の細胞へと運ぶ乗り物(ベクター)に加工したものがウイルスベクターです。ウイルス粒子は一度しか感染せず、感染後も増殖できないように工夫されています。ウイルスベクターを用いると、様々な組織の細胞に任意の遺伝子を効率よく導入することが可能となり、近年、生命科学研究や遺伝子治療への応用が世界中で研究されています。
本センターでは特定の組織や細胞群にだけ感染するベクターや、感染後にゲノム編集やエピゲノム編集を可能にするベクター、ワクチン開発に利用可能なベクターなど、最先端のウイルスベクターの開発を行っています。また開発したウイルスベクターは国内外の研究機関に供給しています。
ウイルスベクター開発研究センター
薬剤耐性菌実験施設
薬剤耐性菌の出現を防ぐために
1978年に設立された薬剤耐性菌に関する専門的研究機関です。薬剤耐性菌とは、細菌が薬剤に対して抵抗力を持ってしまい、感染症の治療に用いる抗菌薬が効かなくなってしまった菌のことです。
当施設では、薬剤耐性菌の広がりに関する調査研究や、細菌が薬剤に対して耐性を獲得する仕組みの研究を行っています。また、医療機関で分離された代表的な薬剤耐性菌を毎年一定数収集し系統的に保存することにより、新規耐性菌の検出や、将来的な耐性菌研究や抗菌薬の開発への活用を目指しています。近年では毎年100株前後の菌株を大学や製薬会社の研究者からの依頼で分与・分譲しています。
薬剤耐性菌実験施設
生物資源センター
医学・生命科学発展のための動物実験支援
生物資源センターは、学内共同利用施設として動物実験を必要とする教育・研究活動を支援し、医学・生命科学分野の発展に資することを目的として設立されました。動物実験の基本理念である3Rs (代替法の利用、使用動物数の削減、動物の苦痛軽減) を念頭に関連する法規の遵守ならびに動物福祉と人道的取り扱いの実現に向けて、学内における動物実験関連の講習会や講義などの教育・啓蒙を行っています。建物は、2014年に改修され、24時間温湿度を制御する空調設備の設置ならびに病原微生物からの感染防止対策が施され、実験動物にとって質の高い飼育環境が維持されています。また、倫理的・科学的に優れた動物実験のための適切な施設・機器の提供や、貴重な実験動物の系統保存ならびに新たな実験動物の開発・作成のための技術的支援を行っています。
マウス受精卵の顕微鏡写真
生物資源センター
総合情報メディアセンター
医学図書館
学生のための「学びの場」の提供、チーム学習の支援
総合情報メディアセンターは、本学の教育研究支援を目的とした、学術情報の収集と情報発信ならびにICTの基盤に係る整備運用等のサービスを行う部局です。
昭和キャンパスにある医学図書館は、医学系の専門書、学術雑誌、視聴覚資料、電子ジャーナルやデータベースなど、医学教育、研究に有用な資料を多数揃えています。ライブラリー「患者さんのこころ」のコーナーでは闘病記、ホスピス緩和ケア記録などを収集しており、活用することで医学生としての社会性と医学・医療の倫理を学ぶ機会を得ることができます。ラーニングコモンズ<プラティア>は会話が可能なスペースで、グループ学習やディスカッションなどに利用できます。また、申請者のみですが図書館閉館時でも学生証で図書館に入退館できるサービスも行っています。
総合情報メディアセンター医学図書館
刀城会館
大学行事の要となる多目的施設
キャンパスの南西隅に位置する多目的施設です。各種行事、シンポジウム、課外活動等、様々な用途で使用されます。昇降舞台装置を備えた本格的な多目的ホールは、可動式間仕切りで2分割することで小ホールにもなります。
春には見事な満開の桜が、夏には木漏れ日が差し込むテラスが、秋には色づく葉が美しいイチョウが、冬にはしんしんと降る雪の荘厳さが、みなさんの目を楽しませてくれることを期待します。
刀城会館
群馬大学教員によるミニ講義
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