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群馬大学医学部の学びの現場に居る先輩達が、待っている。
医療者としてまっすぐ地域医療を見つめたい

医学科2年 書上 奏(群馬県立前橋女子高等学校 出身)


 私は、住み慣れた場所で、安心して暮らし続けたいという患者さんの思いを医療面から支え、医者と患者という関係だけでなく、 地域でともに暮らし、より良いまちづくりに寄与できる一員でありたいと考えています。
 1年次の一般教養では、「法学」や「労働環境」など、私たちの生きる社会について学ぶ授業に関心をもちました。 2年次になると医学的な授業が増えますが、からだの構造や、生物が生きていくための機能は、とても神秘的なものに 思えます。
 私は、医学部内の学びの環境について、学生の立場から大学と意見交換をする学友会の役員もやっています。 歴代の諸先輩の活動のおかげで、教育環境がよくなっていることを感じます。また、医療系自主ゼミサークル 「e∞gg(エッグ)」に参加し、社会と医療について考察しています。e∞ggでは、哲学や社会問題、国際協力など自分たちの 興味に沿って幅広く学び、自由に議論します。先日は、草津にあるハンセン病療養所を訪問したり、東日本大震災の際、釜石市での 防災教育で注目を浴びた、群馬大学大学院・片田敏孝教授の講演会を企画したりしました。毎年8月に全国の医療系自主ゼミサークルが 一堂に会するイベントもあります。いろいろな出会いの中で、とても視野が広がります。
 私は群馬で生まれ育ち、地域の人たちに支えられてきました。その恩に報いるためにも、また、昨年5月に亡くなった祖母の「患者さんの話が聞ける医者になってほしい」という願いのためにも、日々がんばりたいと思います。


医療と共に自分自身も日々進歩していきたい
 医学科6年 大島 祐太郎(埼玉県立熊谷高校 出身)

 医学部における学習は、4年生までは講義主体のものですが、5年生からは病棟実習が始まります。 病棟実習では、それまで学習してきた知識を基に、全ての診療科を回ります。
 実際の現場を見ることによって、講義のときにはあまり興味がなかった診療科に興味が湧いてきたり、 現場で求められている知識とはどういったものなのかを知ることができるなど、毎日が発見の連続です。 また、普段の勉強も自分の眼で見てきた現場の風景と、学習内容がリンクして、より一層モチベーションが高まります。
 群馬大学の特徴として、先生方が非常に教育熱心であることが挙げられます。解剖学実習を例に挙げると、 ipod touchを使って、実際に臨床の現場で使われているCT画像と、ご遺体を見比べながら、人体構造を立体的にとらえていくと いう試みを行っています。これは実際の現場で行われている、内視鏡治療や画像診断技術に解剖実習が対応できていない現状を 踏まえたもので、時代に沿った医学教育を目標にした取り組みの一つです。他にも、高学年の学生に向けてホテルの1フロアを 貸し切り、外科手技講習会を開くなど、忙しい中でも、先生方が学生に対してしっかりと教育する姿勢が見られます。 また、海外留学を支援するプログラムもあり、実際に私はタイのチェンマイ大学へ短期留学に行きました。他国の学生と医療を 共に学び、その学習意欲の高さに触れ、とても刺激的な体験となりました。
 私が医師を目指したのは自分が一生打ちこめる、やりがいのある仕事をしたいと考えていたからです。「医療は日進月歩」と よく言われますが、確かにそのとおりで、低学年で学んだ知識が、高学年になる頃には古いものとなることもあります。したがって、] 患者さんに最適な医療を提供するためには、日々勉強を積み重ねていかなければなりませんが、その分、やりがいを感じる仕事であると、 学生ながら感じています。今後も勉強を重ね、自分自身も日進月歩していけるよう、努力していきたいと思います。

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