
群馬大学医学部は、保健・医療の「知」の拠点として、教育・研究・診療にわたり、
常に先端的課題を探求しています。
WHOや世界各国の大学と連携して、日本全国のチーム医療教育ネットワークを構築し、さらに教育の充実を目指す
保健学科は看護学、検査技術科学、理学療法学、作業療法学の4専攻で構成されています。全人的医療を担う高度医療人の養成を教育理念の基本におき、
チーム医療教育の中核として位置づけられている科目が第3学年全員で行われる「チームワーク実習」です。
実習分野を「病院医療」、「地域保健」、「在宅ケア」、「リハビリテーション」、「精神障害者医療」、「小児医療」、「高齢者ケア」の7つに設定して、
現代の多様化した地域医療を包括的に担っている学内外20施設に協力を得て、12年の実績を積み重ねてきました。
本実習科目は、平成19年特色GPの「多専攻学生による模擬体験型チーム医療実習」という取り組みとして文部科学省に採択され、この評価と支援を基に
平成20年度からシナリオ症例が導入され、医学科学生も参加する実習へと発展しました。平成22年度から大学教育推進GP「総合的学士力育成に向けた
チーム医療教育」に選ばれ、WHOやJICAをはじめ国内外の他機関、他大学とも連携して学生教育のさらなる向上をめざしています。
http://shsgp2.dept.health.gunma-u.ac.jp
地域活動と教育との一体化を目指した大学院教育プログラム
2010年3月に国内の大学では初めて群馬大学で始まり、国内外から大きな注目を集めている最先端の治療法が、
がんを「切らずに治す」重粒子線治療です。
重粒子線治療の特徴は、①炭素イオン等を高速に加速して病巣を狙うため、がんに対する線量集中性が極めて
優れていること、②一般に使われるX線やγ線に比べてがん細胞を殺傷する力が強いこと、③照射の精度が高く、
がん細胞周囲の健常臓器の機能を温存できることなどが上げられます。
ここ群馬大学で世界最先端のがん治療である重粒子線治療がスタートしたのは、放射線治療研究が全国でも
屈指のレベルにあり人材が豊かだったことが大きな要因の一つです。
現在、日本原子力研究開発機構・高崎量子応用研究所、宇宙航空研究開発機構とも協力して、1mm程度の微小病変に
対して高精度照射を行う革新的な治療システムの研究開発を進めています。
同時に、米国のマサチューセッツ総合病院(ハーバード大学医学部の教育病院)やメイヨークリニック、
ドイツ国立重イオン研究所と学術交流協定を結ぶなど国際的研究拠点の形成にも努めています。
また、国際原子力機関(IAEA)のアジア地域保健医療領域の事務局も設置されるなど、放射線治療のトップランナーとして
国際貢献を推進しています。
http://graduate.health.gunma-u.ac.jp/
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地域交流教育―「生活の質」を学ぶ新しい保健学教育― |
健康長寿のまちづくりを目指す
少子高齢化と人口減少によって地域社会の姿は急激に変わりつつあります。「地域交流教育」は、地域社会に暮らす高齢者や障害者から直接話を聞いたり、
彼らを支える保健・医療・福祉の現場に出かけたりする教育プログラムです。これらの交流を通して、地域に暮らす人々の「生活の質」を体験的に学び、
地域社会の変化に対応した柔軟な考え方で「住み慣れた地域でよりよく暮らす」ことを支援できる人材を育成します。
「地域交流教育」は授業名ではありません。群馬大学が築いてきた豊富な地域活動を背景として、地域と生活のことを学びたいと思った時に学べるように
つくられたユニークな教育方法の名称です。この教育プログラムによって「健康長寿のまちづくり」を担う専門職が誕生することが期待されます。
http://chiiki-gp.dept.health.gunma-u.ac.jp/index.html
専門看護師(Certified Nurse
Specialist) 臨床研究コーディネーター(Clinical
Research Coodinator)
高度化・専門分化が進む医療現場において、質の高い看護ケアを効率よく提供する専門看護師(CNS)の資格認定制度があり、
資格をもつ専門看護師が病院などで活躍しています。CNSになるには特定の専門看護分野の実務経験と大学院博士前期課程での修学が必要です。
本学では、がん看護と老人看護分野の専門看護師を養成する教育課程が認可され、CNSコースとして大学院教育を行っています。
CNSコース修了生は日本看護協会による資格認定審査に合格してCNSの資格を得ることができます。平成23年3月までに資格認定審査に本学の
修了生11名(がん看護8名、老人看護3名)が受験して全員合格しました。がん看護と老人看護に続いて平成22年度から、
慢性看護分野のCNSコース教育を開始しています(平成23年度に教育課程認可申請予定)。
新しい治療法や予防法を確立するための科学的根拠は、臨床試験をはじめとした臨床研究から得られます。臨床研究の拠点となっている世界の
研究医療機関では、臨床研究コーディネーター(CRC)やデータマネージャー(DM)と呼ばれる専門職が活躍して、臨床研究や疫学研究が進められています。
質の高い研究を行うには、これら専門職のなかでも高度な知識やスキルを身につけた人材を欠かすことができません。しかし、わが国ではこれらの
指導的人材を育てられる教育機関はごくわずかです。群馬大学大学院保健学研究科では、平成13年の大学院設置当初から、臨床研究専門職の管理的指導者養成の
ための講義や演習を行ってきました。また、附属病院臨床試験部と連携して実践的な演習を含む「CRC管理者養成コース」を開講しています。コース履修者には、
「臨床研究プロフェッショナル(臨プロ)」の称号が与えられます。
国際感覚の向上と国際社会への貢献
保健学科は国際社会で活躍できる人材の育成を目指し、教員及び学生の国際交流を行うとともに、国際社会に貢献するために
国際協力を行っています。ワシントン大学、ピュジェット・サウンド大学など米国の大学や、ニカラグア国立自治大学マナグア校
及びモンゴル国立健康科学大学とも交流し、相互の訪問を行っています。学生は、留学生と一緒に学ぶ中で国際感覚や、
国際社会で必要とされるコミュニケーション能力を養うとともに、留学生にとっては将来の母国の発展に役立つ知識や技術を得る
機会となります。在学中から積極的に開発途上国を訪れ、卒業数年後に国際協力を行う学生も多く存在します。また、保健学科が
群馬県と協力して3年間ニカラグアで行ってきた草の根技術協力「感染症対策技術向上」プロジェクトやモンゴルでの理学療法士養成の
ための教育支援など大学が行う国際協力として注目され、高く評価されています。このように、保健学科全体で国際交流・国際協力に
取り組んでいます。
★看護活動の紹介web pageへリンク
A brief outline of the nursing
activities at Gunma University(pdf file)
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